昔と変わってた!! 『障害』という言葉の意味
みなさんは、『障害』という言葉に、いつも何か腑に落ちない気持ちを持っていました。また、『障碍』『障がい』という気を使ったような文字の書き方もありますが、それも私の感覚とは何かが違うと感じていました。
そして、先日、世田谷で受けた講座の中で、『障害』という言葉の意味が昔とはずいぶん変わっている話を聞き、それがとてもすっきり腑に落ちた内容だったので、「これは、みなさんにお伝えしたい!」と思い、このコラムに書きます。(私が知らなかっただけかもだけど?)
これまで『障害』とは持っているその人に対して付く言葉でした。だから、『障害者』と言われていたのです。ですが、『障害』とは、生活するうえで困難になる『出来事や環境』につく言葉として、WHOが2001年に定めていたそうです。
例えば発達障害で暗算が苦手な場合、計算用アプリを使って、買い物など日常生活に困らない状態は、障害がないという考えなのです。また、その人が「どんなことが苦手なのか?」などの特性を、周囲の人が知り理解することで、何に手を貸せばいいのかがわかり、生活上困ることを減らすことができます。
実際に、知り合いの弱視の方は、本に5cmくらい顔を近づけないと字が読めず、子どもの頃に苦労したそうですが、大人になった今は、タブレットを使い文字を大きくして読んでいるそうです。「子供のころからタブレットがあれば、もう少し楽に生活できていたかも。」と話していました。
このように周囲の環境を調整することができれば、困難な物事や出来事を改善できるということです。この考え方を聞いて、やっと「これだっ!これなら納得できる。」と思いました。
発達障害という言葉も、少しずつ理解も含め広まってきているかな?これを読んだみなさんは、「発達障害を持っている子」という認識ではなく、「誰かが、または何かが、手を貸したり、苦手なことがどんなことかを理解してあげられれば、困難なく日常生活をEnjoyできる人」と捉えて、理解したり手を貸す人が増えたりするといいなぁ~と。(みんな違ってみんな良い、だもんね~!)
アプリやAIが発展してきたので、機械の力を借りたり、出会った私たち人間の力で、どんどん『障害』に困る方が減る世の中になりますように!【世話人 O】
◎狛江プレーパーク
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