私たちの暮らしの中の宇宙利用~私の経験からの視点で~(5月25日)
欧米、ロシア(旧ソ連)から15~20年遅れてスタートした日本の宇宙開発は様々な時代の変遷を経て、ようやく世界と肩を並べ、世界の国々から信頼できるパートナーと呼ばれるまでに成長しました。今では宇宙の場を用いた様々な宇宙利用が毎日の生活に不可欠となっています。
そのような宇宙開発利用の変遷と現状及び課題並びに今後について俯瞰します。
◎講師:
堀川 康さん
元宇宙航空研究開発機構理事・宇宙革新研究アドバイザー
◎日時:令和元年5月25日(土)午後2時~4時
講座スケジュール
前半)
1.イントロダクション
2.衛星開発と利用
3.地球観測衛星
4.失敗からの教訓
=休憩=
後半)
5.国際宇宙ステーション
6.宇宙開発利用の国際ルールと協力
7.新しい時代の宇宙利用
◎会場:狛江市中央公民館2F講座室
◎申し込み:平成31年4月1日(月)より
◎定員:50名
◎受講料:200円
◎申し込み・問い合わせ:
中央公民館 Tel.03-3488-4411
◎主催:狛江市公民館
◎企画・実施:こまえ市民大学運営委員会
講師経歴)
1973年:
宇宙開発事業団(現在JAXA)入社
静止気象衛星(ひまわり)1号から3号の開発約10年間。
この間2年間ロスアンゼルス駐在。
1983年:
気象衛星を含む地球観測衛星(海洋観測、ランドサット、
SPOT等)の企画、管理、国際調整に従事。
1987年:国際宇宙ステーション計画に参加。全体計画管理担当。
1991年:日本の実験モジュール(JEM)の開発担当。
1995年:JEM開発プロジェクトマネージャー。
2000年:宇宙ステーション計画のプロジェクトマネージャー。
2002年:宇宙開発事業団の実利用衛星担当の特任参事。
2005年:
宇宙航空研究開発機構(JAXA)理事。
地球観測衛星、通信・測位衛星の統括責任者として開発、運用、利用に携わる。
2009年:地球観測衛星の国際調整を担務とするJAXA技術参与。
2010年~2017年:
外務省参与として国連宇宙空間平和利用委員会の日本代表団の一員。
2012年~2013年 国連宇宙空間平和利用委員会の議長を務める。
2017年:退職
現在:宇宙関連事項のアドバイザーとして活動。