災害時のアレルギー対応について
こまえアレルギーの会では、災害時にも支援が受けられるようお薬手帳と一緒にヘルプカードの携帯を推進しています。
いち早くに、支援をする人と支援を求める人が繋がるためのわかりやすいスツールです。
狛江市市役所内福祉課で配布しております。
災害時に"アレルギーがあります"というワッペンや缶バッジ等で不特定多数へ自己疾患を晒すことは、一見良さそうに見えるのですが、様々な問題を持っています。
なぜなら避難所に集まった全ての人がアレルギーを理解しているとは限りません。
不特定多数が集まる避難所での着用は差別や犯罪を助長させる可能性があるため人権保護と犯罪防止の観点から推進しないものと考えております。
災害時に備えて、健常者は3日分からと言われていますが、アレルギー疾患者は1週間分ほどの食糧と携帯トイレの備蓄。食べられる冷凍食品やレトルト食品等でフードローテーションなども心がけていきましょう。
余裕のあるご家庭では、疾患者同士が助けられるように、ちょっと多めに備えていただけるととても助かります。
アレルギーは、食物アレルギーが最悪は死に直結する疾患であるということは多くの方が理解されるようになりました。
アトピー性皮膚炎や喘息、またまだ診断には至らないけれど何かしらの症状が出るアレルギー疾患者がおります。
幅広く、災害時にも有効なヘルプカードの携帯が、早く支援につながるものとなります。
代表 早坂織香
(防災士、環境アレルギーアドバイザー、コープ災害ボランティアネットワーク会員)