昆虫の身を守る不思議な力(5月14日)
~カブトムシの生体防御機構を利用した抗微生物ペプチドの開発~
こまえ市民大学 第388回
◎講師:山川 稔(やまかわ みのる)さん
元独立行政法人農業生物資源研究所
昆虫科学研究領域 特任上級研究員
元筑波大学大学院生命環境科学研究科 教授
理学博士 医学博士
昆虫の抗微生物ペプチドというのは体内にかびや細菌類が侵入した時、昆虫が自分の身を守るために体内で作り出す小さなタンパク質です。たくさん種類があります。
カブトムシから分離された抗菌ペプチドを材料に現在の医療では治療不可能となっている薬剤耐性細菌の問題に挑戦する研究者の研究内容を紹介したいと思います。
またがん全般に対する新しい発想に基づいた対抗手段の構築の試みを紹介したいと思います。
まだ実用化には程遠いのですが、実験データは希望を持たせるものがあり、これまでほとんど注目されてこなかった昆虫のもつ自分の身を守るすごい手段(生体防御)を紹介し、一寸の虫にも五分の魂を実験結果を通して皆さんにご理解していただきたいと思います。
◎令和4年5月14日(土) 午後2時~4時
・必ずマスクの着用をお願いいたします
・事前申し込みが必要です
◎会場:狛江市中央公民館 2階 講座室
◎申し込み:令和4年4月15日(金)午前9時より
◎定員40名
◎受講料:200円
◎申し込み・問い合わせ:中央公民館 03-3488-4411
◎主催:狛江市教育委員会(狛江市立公民館)
◎企画・運営:こまえ市民大学運営委員会