エネルギーシフトを実現する こまえの会 の新着情報

エネルギーシフトを実現する こまえの会

アンケート結果 まとめ

 エネルギーシフトを実現するこまえの会(エネこま)は、東京電力福島第一原発の過酷事故を受けてエネルギーシフトをめざして2013年に活動を始めました。活動の柱は省エネ、再生エネルギーの発掘と普及、環境教育です。

 2015年度行政提案型市民協働事業「低炭素社会の実現に向けた再生エネルギー発掘等事業」の結果、多摩川二ヶ領宿河原堰を活用した小水力発電事業の可能性が浮上。2017年度は多摩川での小水力発電事業の可能性を探る活動をすすめました。

 全国小水力利用推進協議会事務局長 中島大さんを講師とした学習会をもとに作成した多摩川での小水力発電事業の可能性についてのアンケートは、二ヶ領堰近くの猪方、駒井町の住宅地には全戸配布、市内公共施設にも置き、3000部を配布、回収は386枚(回収率12.9%)でした。

 アンケート結果から96%の方が「自然エネルギーを増やすに関心」があり、「多摩川二ヶ領堰の環境を壊すことなく小水力発電ができるなら発電事業をすすめたいか」の設問にも「わくわくする。すすめたい」「可能なら、やりたい」の回答は合計362通、92.4%でした。

 小水力発電事業への疑問は①環境(自然および社会環境)・生態系破壊の恐れ ②建設、維持、管理コスト ③防災・安全性などです。

 今回のアンケートはあくまで市民団体による意識調査ですが、多摩川は自然エネルギー資源として検討に値すると言ってよいのではないでしょうか。今後、多摩川の小水力発電に関して技術的・制度的な課題解決に向けての専門家との学習、国交省や関係自治体へのアプローチも必要となります。

 「多摩川は狛江の宝。使わなきゃもったいない!」とのご意見も寄せられました。地球温暖化対策と安全なエネルギーの確保は、私たちの未来にとって欠かせない課題です。市民、行政、専門家の知恵を結集して、多摩川での小水力発電の可能性をさらに探りたいと思います。

 末尾になりましたが、アンケートへのご協力いただいた皆様に心よりお礼申し上げます。

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アンケート内容、および、アンケートの趣旨
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