こまえ平和フェスタ実行委員会 の新着情報

こまえ平和フェスタ実行委員会
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こまえ平和フェスタ2021を終えて(その4)

<岩瀬瑞穂さんのお話>(写真 上段左)

「朝鮮半島、夜の逃避行」

現在の北朝鮮から終戦の翌年にイムジン河を渡って南朝鮮に逃れ、日本に帰ってくるお話。北朝鮮興南の日本窒素の社宅で1941年に生まれて、平穏に暮らしていたが終戦直前にお父さんが徴兵され、その後、捕虜でシベリアに送られたこと、終戦の翌年3月に妊娠10か月のお母さんと5歳の本人、3歳の弟で見つけられないために夜中に逃げていたこと、途中で出産、自分でへその緒を切った(お母さんは看護師さん)。その間、連れ去られる、殺されるかもしれないという恐怖と飢えの逃避行。障害のある子やおばあさんが置き去りにされているなど多くのむごい現実をみてきたそうです。避難先の倉庫でロシア兵に高い!高い!をされて大泣きしたことを今も鮮明に覚えているそうです。

<荒木恵美子さんのお話>(写真 上段右)

「五輪と平和」

スポーツする人の姿に元気や感動をもらっているという学生でボクシングファンの荒木さんは今年の五輪開催に違和感をもち、五輪そのものの問題とコロナ禍で開催する問題に分けて分析しました。オリンピック固有の問題として、もともと女性差別があったこと、ロス五輪から商業化が進み、IOCが米NBCから莫大な放映権料を受け取るという利害関係あることを初めて知ったこと、選手への対価は全収入の4.1%に過ぎないという不当な待遇を指摘。
コロナ禍で外出自粛が呼掛けられ県跨ぎもままならない中で、オリンピックは万単位の国跨ぎを許すのはどう考えてもおかしい。もっとも手厚く保護すべき医療・福祉への支援の脆弱さが、「自宅療養」という名で放置され、亡くなる患者が相次いでいる。自宅療養のまま亡くなった方のニュースの途中で、パラリンピックメダル取得のニュース速報が流れた時は胸が傷んだと語りました。
私達は当事者です。社会を変えていくのは私たち一人ひとりの行動です。私たちはどういう世界を望んでいるのか、これからも学びながら、多くの人と共有していきたいと結びました。

<アニメ映画>(写真 下段)

「トビウオのぼうやはびょうきです」

元気なトビウオのぼうやが友だちと勉強したり遊んだりして、すくすくと育っています。お父さんトビウオが仲間と遠出をしている間に、ついに空を飛べるようになりました。そんな時、突然水爆が爆発し、爆風で海の中も吹き飛ばされ、空から「白いゆき」が降ってきます。飛べるようになったぼうやはお父さんのお帰りを待ちわびながら、空を何度も飛び、「ゆき」を浴び、病気になってしまいます。病気になったぼうやはお父さんを迎えに空を飛んでいる夢を見ます、というお話です。学校の教育用教材にもなっています。


※是非、ホームページ(http://komae-heiwa-fes.clean.to/)を開き、動画や文章をご覧ください。

こまえ平和フェスタ2021を終えてへ
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こまえ平和フェスタ2021を終えて(その1)へ
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こまえ平和フェスタ2021を終えて(その3)へ
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2021年10月
こまえ平和フェスタ2021実行委員会
http://komae-heiwa-fes.clean.to/

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