こまえ平和フェスタ実行委員会 の新着情報

  • こまえ平和フェスタ実行委員会

    こまえ平和フェスタ2023(9月3日)

    KOMAE PEACE FESTA2023

    明日が今日より平和になるように

    日時:9/3(日)13時30分~  ※12時30分開場
    場所:小田急線「狛江駅」下車すぐ狛江エコルマホールにて
    ※手話通訳、要約筆記あり。車椅子優先席あり。授乳・おむつ替えスペースあり。保育あり(事前申し込み)

    <メイン講演♦子どもたちの未来に核兵器のない世界を>
    講師♦前川史郎さん
    1979年8月、大阪生まれ。2002年に原水爆禁止国民平和大行進(東京―広島コース)を通し行進。3ヶ月間の行進中に毎日メール日記を配信した。
    2004年から原水爆禁止日本協議会で働く。現在『原水協通信』編集長を務める。
    趣味は映画鑑賞。家族は妻と7歳長男。

    <戦争体験を語り継ぐ朗読劇>
    「戦争と狛江の子ども達」
    ★プレ企画紙芝居「むかし狛江で」
    7/29(土)10時~12時むいから民家園にて

    <平和フェスタ合唱団(市民公募・詳細裏面)>
    「虹をつなぐ」作詞/坂本琴音 作曲/大熊啓
    「折り鶴」 作詞・作曲/梅原司平
    「水と緑のまち」作詞/加藤弘 作曲/山根京子

    <展示企画(ホワイエにて)>
     短歌・俳句・川柳・絵手紙
     空襲や原爆の記録など
    中央公民館8/16~31
    西河原公民館 9/4~11

    【問い合わせ】
    メール:mail@komae-heiwa-fes.clean.to
    電話:03-3480-7477(西尾)

    【主催】 こまえ平和フェスタ実行委員会
    【後援】 狛江市・狛江市教育委員会・狛江市社会福祉協議会・狛江市音楽連盟

    <裏面>
    狛江市平和都市宣言
     われわれ狛江市民は、「日本国憲法」の前文と世界の恒久平和を達成するということ精神および第9条に記された「戦争の放棄、交戦権の否認」を、狛江市および狛江市民の行動原理として高く掲げたい、と思う。
     われわれのこの行動原理は、ヒロシマ、ナガサキ、第五福竜丸と三度にわたる原爆被爆の痛切なる体験にもとづき、かかる悲劇が二度とふたたび人類社会においてくりかえされてはならないとの確信にもとづくものである。

    われわれは、今日の国際社会がわれわれの念願にもかかわらず、絶えざる核軍拡競争と軍事的緊張の連続であるという事実を深く憂慮し、核軍縮こそ、人類の生存にとって最も優先されるべき課題であるとの認識のうえにたって全ての核保有国にたいし、核兵器の研究、実験、開発、配備を停止すること、および、率先して核兵器の削減をおこなうこと、および、非核保有国をも含めた核軍縮交渉を開始すること、を希望する。

     われわれの海や大地は、戦争のために汚されることがあってはならず、人類の生存のために利用されるべきものである、と確信するがゆえに、非核三原則を守り、狛江市および、狛江市民は、各平和宣言都市と手を結び、核兵器完全禁止・軍縮、全世界の比較武装化にむけて努力することを宣言する。
    1982(昭和57)年6月21日:東京都狛江市議会

    市民公募による【平和フェスタ合唱団】
    年齢・合唱経験に関わらず、どなたでも参加できます。
    練習日程(いずれも日曜日、午前10時~12時)
    7月23日 中央公民館ホール
    7月30日 中央公民館ホール
    8月13日 中央公民館視聴覚室
    8月20日 中央公民館講座室
    9月2日(土)エコルマホールにて前日リハーサル
    9月3日当日も、午前中にリハーサルを行います。

    【虹つなぐ】(作詞/坂本琴音 作曲/大熊啓)
    世田谷区立砧中学校令和4年度卒業生が在校生への「平和メッセージ」として書いた詞に平和フェスタ2023実行委員長の大熊啓が作曲しました。

    【折り鶴】(作詞・作曲梅原司平)
    ヒロシマ、ナガサキがテーマの平和の歌です。
    簡単な手話を付けて歌います。

    【水と緑のまち】(作詞/加藤弘 作曲/山根京子)
    狛江市の歌です。防災行政無線(夕方5時のチャイム)や、狛江駅で電車の到着メロディーとして流れています。

    平和フェスタ展示企画(当日ホワイエでも展示)

    (1) 中央公民館ショーケース 8月16日~31日
    ① 沖縄慰霊の日、広島平和の日、長崎平和の日
    ② 核兵器禁止条約の世界への広がりと、日本国内のうごき
    ③ 全国の平和都市宣言と狛江市平和宣言
    ④ 沖縄の米軍基地と東京の米軍基地
    ⑤原爆パネル展示、全国・東京・狛江の空襲写真・絵

    (2) 西河原公民館 ギャラリー 9月4日~11日
    ① 市民公募の絵手紙、短歌・俳句・川柳・絵画
    ② 世田谷区立砧中学校令和4年度卒業生の平和メッセージ
    ③ 東京学生平和ゼミナールの設立と活動
    ④ 広島市立基町高校生徒による「原爆の絵」(レプリカ)
    ⑤ 全国に投下された「模擬原爆」について
    ※展示内容は変更になる場合があります。

    ※「こまえ平和フェスタ」ホームページで最新情報をCHECK!
    ※Facebookもやっています!
    ※当日、ホワイエにて平和図書コーナー
    ※狛江市は、平成21年(2009)に平和首長会議に加盟しています。

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    こまえ平和フェスタ実行委員会

    こまえ平和フェスタ2022(8月21日)

    狛江市平和都市宣言40周年記念 Since 1982
    Peace City Declaration in KOMAE

    こまえ平和フェスタ2022
    KOMAE PEACE FESTA 2022

    戦争も核兵器もない世界へ ~市民からの声と行動を~
    Towards a world free of war and nuclear weapons.
    Citizens should speak up and take action.

    ◎日時:8/21(日)14時~ 13時開場
    ◎場所:西河原公民館ホール

    小田急線「狛江」駅
    北口バス乗り場より
    【狛01】多摩川住宅-慈恵医大病院
    「福祉会館前」下車徒歩1分

    ◎申し込み:
    ・会場参加は事前申し込み先着100名 8月1日より申し込み開始
     手話通訳あり、保育あり(事前申し込み)

    YouTube でも生配信!
     当日、西河原公民館幼児室でも視聴参加可
    https://youtu.be/zPZRFN_ZUsc

    ◎メイン講演◆秋葉忠利さん-前広島市長
    原水爆禁止広島県協議会代表委員
    戦争をさせないヒロシマ1000人委員会呼び掛け人代表
    ヒロシマ・ピース・オフィス代表
     今年6月に行われた 核兵器禁止条約(TPNW)
     第1回締約国会議に先立ち、オーストリア・ウィーンにて核兵器廃絶国際キャンペーンICAN主催のフォーラムなどに参加し、パネリストとして発言、ヒロシマの心を発信した。

    ◎戦争体験を語り継ぐ朗読劇「天気予報が消えた日」
    ◎狛江市平和都市宣言が生まれたとき
     座談会・インタビューなどを予定

    ◎平和を願う合唱
    「ヒロシマの有る国で」、「広島 愛の川」、狛江市の歌「水と緑のまち」

    ◎展示企画 平和を願う
      短歌・俳句・川柳
      絵手紙
     空襲や原爆の記録など
           ★詳細は、プログラム詳細
     中央公民館 8/17~31
     西河原公民館 8/20~28

    ◎主催■こまえ平和フェスタ実行委員会
    ◎後援■狛江市・狛江市教育委員会・狛江市社会福祉協議会・狛江市音楽連盟
    ◎問い合わせ■
     e-mail:mail@komae-heiwa-fes.clean.to
     Facebook:@peacefesta.komae
     電話:03-3480-7477(西尾)

    <プログラム詳細>
    ◎狛江市平和都市宣言
     われわれ狛江市民は、「日本国憲法」の前文と世界の恒久平和を達成するという精神および第9条に記された「戦争の放棄、交戦権の否認」を、狛江市および狛江市民の行動原理として高く掲げたい、と思う。
     われわれはこの行動原理は、ヒロシマ、ナガサキ、第五福竜丸と三度にわたる原爆被爆の痛切なる体験にもとづき、かかる悲劇が二度とふたたび人類社会においてくりかえされてはならないとの確信にもとづくものである。
     われわれは、今日の国際社会がわれわれの念願にもかかわらず、絶えざる核軍拡競争と、軍事的緊張の連続であるという事実を深く憂慮し、核軍縮こそ、人類の生存にとって最も優先させるべき課題であるとの認識のうえにたって、全ての核保有国にたいし、核兵器の研究、実験、開発、配備を停止すること、および、率先して核兵器の削減をおこなうこと、
    および、非核保有国をも含めた核軍縮交渉を開始すること、を希望する。
     われわれの海や大地は、戦争のために汚されることがあってはならず、人類の生存のために利用されるべきものである、と確信するがゆえに、非核三原則を守り、狛江市および狛江市民は、各平和宣言都市と手を結び、
    核兵器完全禁止・軍縮、全世界の非核武装化にむけて努力することを宣言する。

                  1982(昭和57)年6月21日:東京都狛江市議会

    ◎戦争体験を語り継ぐ朗読劇
    「天気予報が消えた日」

     1941年12月8日、太平洋戦争が始まると同時に気象報道管制が敷かれ、終戦までの3年8カ月にわたり、日本では天気予報がいっさい報じられなくなった。
     気象学に情熱を燃やした若者も、否応なしにその知識と技術を戦争に供出させられていく…。
     狛江在住の気象学者、増田善信さん(98)の戦争体験を、今回の平和フェスタのために朗読劇にしてお届けします。

    ◎平和フェスタ展示企画
    (1)中央公民館 ショーケース 8月17日~31日
     ①平和都市宣言10周年記念作文コンクール優秀作品集
      「平和っていいなあ 平和ってどんなこと?」より
      当時の作品とその後 インタビュー記事
     ②世界・日本の平和首長会議加盟都市
     ③核兵器禁止条約署名国、批准国と世界地図?締約国会議の様子
     ④広島、長崎の平和記念式典
     ⑤「戦争と狛江の子ども達」
    (2)西河原公民館 ギャラリー 8月20日~28日
     ①市民公募の絵手紙、短歌・俳句・川柳
     ②空襲・原爆の記録
     ③東京の在日米軍基地について
     ④沖縄の在日米軍基地について
     ⑤沖縄慰霊の日(沖縄本土復帰50周年)
     ⑥ツンさんの被災地支援活動

    ◎平和を願う合唱 楽曲紹介

    ・「ヒロシマの有る国で」作詞・作曲/山本さとし
     シンガーソングライター・山本さとしが1983年、学生時代に作詞・作曲。小・中学校や高校での合唱コンクールなどでも歌われている。
     ロシアによるウクライナへの侵攻、またプーチン大統領の核使用発言を受け、改めて注目されている。

    ・「広島 愛の川」作詞/中沢啓治 作曲/山本加津彦
     漫画「はだしのゲン」作者である中沢啓治が晩年に書いた詩に、作詞・作曲家の山本加津彦が作曲。
     日本と海外16カ国の子ども達、また加藤登紀子など多くの歌手やオーケストラ、総勢350人が参加した
     【広島 愛の川プロジェクト】は大きな反響を呼んだ。

    ・「水と緑のまち」作詞/加藤弘 作曲/山根京子
     1977年、市の歌を作る事となり、応募された99編の詞の中から、当時和泉在住の加藤氏の詞が選ばれ、次いで応募した作曲部門で岩戸南在住の芸大生、中分(現在は山根姓)氏の曲が選ばれた。2012年より夕方5時の防災無線として、また2013年より小田急線狛江駅の電車接近メロディーとしても使用されている。

     演奏◆狛江ぞうれっしゃ合唱団・調布狛江合唱団

    ◎ホームページで最新情報をCHECK!
    http://komae-heiwa-fes.clean.to/

    ※中央図書館にて平和図書コーナー 7/27~8月下旬
     平和フェスタの企画ではありません

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  • こまえ平和フェスタ実行委員会

    こまえ平和フェスタ2021を終えて

     2021年9月12日(日)、第16回目のこまえ平和フェスタ2021をオンラインで開催しました。アクセス数は450、常時100以上のアクセスがあり、コロナ感染拡大が急増している中で開催できたことにほっとしています。展示は中央公民館2階のショーケース(9月1日~15日)と西河原公民館ギャラリー(9月6日~13日)で実施し、ある程度の市民に観ていただいたことと思います。
     昨年はエコルマホールが確保されていましたが、コロナ感染症拡大で、観客を集めて実施することは難しく、中止という苦渋の決断をせざるを得ませんでした。その代わりとして、初めての「平和フェスタニュース」を発行し、過去の歴史をまとめ、ユーチューブに2005年以来の平和フェスタ合唱団の活躍をアップし、ホームページには過去の主だった講演、戦争体験者のお話などを掲載しました。こうした努力は三小の先生の目に留まり6年生の平和学習に話し手として呼ばれることにつながりました。この1年間、コロナ感染爆発の波がある中で実行委員会開催も危ぶまれましたが、zoom会議も取り入れながら毎月開き、話し合いを積み上げ平和フェスタの企画を練り上げてきました。
     オンライン開催は初めてでした。また、オンラインでなければ開催はできなかったでしょう。オンライン開催は実行委員長の大熊啓(シンガーソングライター・うたごえ指導者)がこのコロナ禍で自身の音楽活動を守るため、これまでの市民とのつながりを保つために工夫と努力の積み重ねで得た力で実現されたものです。インターネットに詳しい方からも「プロ並みの出来栄え」と絶賛される映像となりました。実行委員会としても「音楽家」大熊啓に感謝します。
     映像は感染防止のために可能なものは録画撮りをしました。メイン講演の川崎哲さんは事務所からのZoomによる同時配信とさせていただきました。現場からの生配信については必要最小限の人数に絞り、出演者の事前検査や収録会場の常時換気、出演時以外のマスク着用などを実施しました。実行委員の多くは準備終了次第、会場を離れました。
     無観客の中で費用は事前協賛金に頼るしかありませんでしたが、皆さんのご協力で106人、12団体(お店含)から寄せられ、単年度で赤字を免れました。厚くお礼申し上げます。
    今年のテーマは「ここから描きなおす未来」です。
    核兵器禁止条約発効の年、「終わりの始まり」(サーロ節子)として核兵器をどうなくしていくのか、コロナ禍のオリ・パラをどう受け止めるのか、戦後76年、戦争の愚かさ平和の大切さをどう継承していくのか、あらためて考えたいと思います。

    ※是非、ホームページ(http://komae-heiwa-fes.clean.to/)を開き、動画や文章をご覧ください。

    こまえ平和フェスタ2021を終えて(その1)へ
    https://komaekubo1234.kokosil.net/ja/spot_news/entry/00001f000000000000020000003f06cc
    こまえ平和フェスタ2021を終えて(その2)へ
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    こまえ平和フェスタ2021を終えて(その3)へ
    https://komaekubo1234.kokosil.net/ja/spot_news/entry/00001f000000000000020000003f06ca
    こまえ平和フェスタ2021を終えて(その4)へ
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    こまえ平和フェスタ2021を終えて(その5)へ
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    こまえ平和フェスタ2021を終えて(その6)へ
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    2021年10月
    こまえ平和フェスタ2021実行委員会
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    こまえ平和フェスタ実行委員会

    こまえ平和フェスタ2021を終えて(その1)

    <リモートによる「水と緑のまち」大合唱>(写真 上段)

    沖縄からも参加

    103名の方が企画に賛同し、全国各地から動画が提供されました。沖縄からは2019年の出演者ユキヒロさんも参加。合唱とともに楽器演奏やダンスもあり、歌詞に合わせて狛江の自然・文化も紹介しました。多くの方から好評をいただきました。



    司会 大熊志保さん 「オンラインでの2021こまえ平和フェスタ、リモート合唱『水と緑のまち』で開幕です。」と歯切れのよい司会者の声で始まる。(写真 下段左)


    ※是非、ホームページ(http://komae-heiwa-fes.clean.to/)を開き、動画や文章をご覧ください。

    こまえ平和フェスタ2021を終えてへ
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    こまえ平和フェスタ2021を終えて(その2)へ
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    こまえ平和フェスタ2021を終えて(その3)へ
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    2021年10月
    こまえ平和フェスタ2021実行委員会
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    こまえ平和フェスタ実行委員会

    こまえ平和フェスタ2021を終えて(その2)

    <大熊実行委員長あいさつ>(写真 左)

    2005年以来続けてきた平和フェスタが、コロナ禍で昨年は開催できず、今年はオンラインの開催。残念ではあるが、全国の人たちに観てもらえることになった。新型コロナ感染症で、当たり前だった日常がいとも簡単に無くなる。思えば今から20年前同時多発テロ。10年前の東日本大震災。あれからアフガンでイラクで戦争が続き、いまも中東は不安定。武力で平和は作れないことを示した20年だった。その中で今年1月に核兵器禁止条約が発効。これからどうしていくのか、いきたいのか考えるために川崎哲さんをお呼びした。この条約に日本はまだ署名・批准をしていないが、狛江市議会は早期批准の意見書を提出し、頼もしい。「平和とは何だろう、そしてこれからの未来を一緒に考えていきたい。」「子どもが大人になる頃はどんな未来になるのか」それは大人の責任、と結びました。

    <松原俊雄狛江市長あいさつ>(写真 中)

    感染症拡大でイベントが中止・延期の中、時代に即したオンラインを活用しての開催に深く敬意を表します。そして、悲惨な歴史を風化させることなく、次世代に語り継いでいくことは私たちの大切な責務であり、世界各地で紛争のある中で、今こそ平和について考え、平和の尊さ、平和への願いを語り継いでいこう、平和宣言都市として平和への思いを発信し、実現する街づくりを進めますと挨拶しました。

    <谷田部一之市議会議長あいさつ>(写真 右)

    昨年の中止から今年はオンライン開催、心からお喜び申し上げます。現実の争いにより罪もない子どもたちが巻き込まれ、傷つき、亡くなっていくことは非常に悲しい。今年もこの平和フェスタが平和の尊さについて考える機会となることを願っている。「市議会として平和都市宣言の精神を尊重し、平和で安全なまちづくりのために最大限の努力をしていきます。」と結びました。


    ※是非、ホームページ(http://komae-heiwa-fes.clean.to/)を開き、動画や文章をご覧ください。

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    2021年10月
    こまえ平和フェスタ2021実行委員会
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    こまえ平和フェスタ2021を終えて(その3)

    <狛江平和都市宣言朗読劇>

    毎年、状況に合わせて脚本を変えています。今年は2019年に続き、大政晶子さんと片山絵里さん、脚本・演出の二階堂まりさんの3人が出演し、生で配信されました。核兵器禁止条約の国連採択から発効までの経過、条約の内容を丁寧に説明した上で、唯一戦争被爆国である日本の政府は「条約案を作るための交渉会議にも参加しなかった」し、「国連総会にも欠席した。世界中ががっかり」と指摘しました。
    核兵器禁止条約ができたが、核兵器保有国が参加していなくてどうやって核兵器の廃絶を達成するのか、川崎哲さんが話してくれること、これから上映するアニメ映画は日本で核兵器廃止運動のきっかけとなったアメリカの水爆実験を扱っていることなどを語り、日本政府にまずはオブザーバー参加して、「なるべく早く署名するように国民が頑張らなくては」と結びました。


    ※是非、ホームページ(http://komae-heiwa-fes.clean.to/)を開き、動画や文章をご覧ください。

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    こまえ平和フェスタ実行委員会

    こまえ平和フェスタ2021を終えて(その4)

    <岩瀬瑞穂さんのお話>(写真 上段左)

    「朝鮮半島、夜の逃避行」

    現在の北朝鮮から終戦の翌年にイムジン河を渡って南朝鮮に逃れ、日本に帰ってくるお話。北朝鮮興南の日本窒素の社宅で1941年に生まれて、平穏に暮らしていたが終戦直前にお父さんが徴兵され、その後、捕虜でシベリアに送られたこと、終戦の翌年3月に妊娠10か月のお母さんと5歳の本人、3歳の弟で見つけられないために夜中に逃げていたこと、途中で出産、自分でへその緒を切った(お母さんは看護師さん)。その間、連れ去られる、殺されるかもしれないという恐怖と飢えの逃避行。障害のある子やおばあさんが置き去りにされているなど多くのむごい現実をみてきたそうです。避難先の倉庫でロシア兵に高い!高い!をされて大泣きしたことを今も鮮明に覚えているそうです。

    <荒木恵美子さんのお話>(写真 上段右)

    「五輪と平和」

    スポーツする人の姿に元気や感動をもらっているという学生でボクシングファンの荒木さんは今年の五輪開催に違和感をもち、五輪そのものの問題とコロナ禍で開催する問題に分けて分析しました。オリンピック固有の問題として、もともと女性差別があったこと、ロス五輪から商業化が進み、IOCが米NBCから莫大な放映権料を受け取るという利害関係あることを初めて知ったこと、選手への対価は全収入の4.1%に過ぎないという不当な待遇を指摘。
    コロナ禍で外出自粛が呼掛けられ県跨ぎもままならない中で、オリンピックは万単位の国跨ぎを許すのはどう考えてもおかしい。もっとも手厚く保護すべき医療・福祉への支援の脆弱さが、「自宅療養」という名で放置され、亡くなる患者が相次いでいる。自宅療養のまま亡くなった方のニュースの途中で、パラリンピックメダル取得のニュース速報が流れた時は胸が傷んだと語りました。
    私達は当事者です。社会を変えていくのは私たち一人ひとりの行動です。私たちはどういう世界を望んでいるのか、これからも学びながら、多くの人と共有していきたいと結びました。

    <アニメ映画>(写真 下段)

    「トビウオのぼうやはびょうきです」

    元気なトビウオのぼうやが友だちと勉強したり遊んだりして、すくすくと育っています。お父さんトビウオが仲間と遠出をしている間に、ついに空を飛べるようになりました。そんな時、突然水爆が爆発し、爆風で海の中も吹き飛ばされ、空から「白いゆき」が降ってきます。飛べるようになったぼうやはお父さんのお帰りを待ちわびながら、空を何度も飛び、「ゆき」を浴び、病気になってしまいます。病気になったぼうやはお父さんを迎えに空を飛んでいる夢を見ます、というお話です。学校の教育用教材にもなっています。


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    2021年10月
    こまえ平和フェスタ2021実行委員会
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    こまえ平和フェスタ実行委員会

    こまえ平和フェスタ2021を終えて(その5)

    <川崎哲さんの講演>

    「核兵器はなくせる?―私たちにできること」

    川崎さんはピースボートの共同代表、2017年にノーベル平和賞を受賞した「核兵器廃絶国際キャンペーン」ICANの日本代表です。
    世界の核兵器の問題がどうなっていて、核兵器のない、戦争のない世界を作るために私たちに何ができるのかということを考える手掛かりになる話をしたい。「一番大事なことは、核兵器はなくせる、ということ。難しことはいろいろあるが、私たちが動けばなくすことができるし、動かなければ進まないということ。」
     これまでの核不拡散条約(NPT)のもとで、核兵器の削減が進まなかった。1980年代の7万発から1990年代までは保有数は急激に減ったが、その後は1万3千発で留まったまま。しかも「対テロ戦争」となり、何時使用されるか非常に不安定になった。そのために、核兵器は2010年に非人道兵器として国際赤十字から提唱され、国連で議論され、禁止条約が成立した。
     条約はNPT6条「(核軍縮)」を完全に履行するための法的枠組みとなるもので、NPTを補強する。また、核兵器を非正当化するので使用・拡散の抑制、軍縮への圧力となる。
    過去の歴史を見ても条約ができることで、対人地雷禁止条約など、開発する企業への投資の引き揚げなどの運動が起こり、完全禁止されていく。禁煙法なども同様。
     世界はオバマ大統領も、習近平国家主席も「核兵器のない世界」を表明している。国内の世論調査では核兵器禁止条約に参加は7割を占める。ところが国会議員では27%に過ぎない。このギャップを埋める必要がある。
    再度、「核兵器はなくせる。いろいろなことがあるけれど、私たちが動けば必ず廃絶できる」と力強く訴えているのが印象的でした。

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    2021年10月
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    こまえ平和フェスタ実行委員会

    こまえ平和フェスタ2021を終えて(その6)

    <展 示>

    【中央公民館2階ショーケース(9/1-15)】

    平和フェスタ実行委員の3人が三小6年生平和学習に招かれてお話しました。その時の児童感想文の展示をしました(ホームページで公開)。また、核兵器禁止条約の発効に関連した展示と原爆展、被爆者木村徳子さんの追悼(今年2月逝去)を兼ねて、2017年にお招きしたときの布川仁美さん(高校生平和大使)との対談の様子を展示しました。


    【西河原公民館ギャラリー(9/6-13)】

    恒例の一般公募による平和を願う絵手紙、川柳・俳句作品を展示。絵手紙は7人・19点、川柳は12人・24句、俳句は8人・19句でした。また、フリースクールKOPPIEさんに平和フェスタに参加された10年の貼り絵を全作品、展示していただきました。KOPPIEさんは狛江には拠点を残しますが、主な活動は山梨県に移すそうです。今年が最後の参加になりました。本当にありがとうございました。
    また、「黒い雨」訴訟は7月29日、国の上告断念で確定し、原告の救済が確定しました。これに気象研究者として長い間、関わって来られた狛江市在住の増田善信さんが他団体の機関紙に「『黒い雨』訴訟と被爆者問題」として投稿されたものを、了解のもとに展示させていただきました(ホームページで公開)。
    その他、沖縄の米軍基地(辺野古新基地問題)、東京の米軍基地(低空飛行)、空襲被害(被害者救済問題)などを展示しました。

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    2021年10月
    こまえ平和フェスタ2021実行委員会
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    市歌について

    狛江市の歌「水と緑のまち」

    作詞/加藤弘
    作田/山根京子

    丹沢の峰 青くかすみ
    富士の山 はるかに光る
    川の流れ 豊かに

    わが生命 風に歌う

    ああ たたえよ
    母なる 多摩川
    水と緑の わが狛江

    はるかな昔 若き少女

    布さらす 多摩の岸辺に
    万葉のうた しのべば
    わが思い 雲に遊ぶ
    ああ たたえよ
    ゆかしき ふるさと
    水と緑の わが狛江

    陽ざしに映える 銀杏の木立

    古きより いずみ湧く里
    石の鳥居 ひそかに
    わがこころ 森に憩う
    ああ たたえよ
    あふれる 自然を
    水と緑のわが 狛江

    あたたかく ふれあうまち
    明日を拓(ひら)く 文化のまち
    ともに求め つくろう
    ああ われらが狛江

     市歌「水と緑のまち」の作詞作曲は市民公募で選ば れた。作詞は故加藤弘先生。私は生前、どんな思い でこの詩を作られたか聞く機会があった。即座に「2度と戦争を起こさないため、平和な世の中をつくるために狛江で何ができるかと思って」と明快に答えてくれた。コーダの部分「ともに求めつくろう」が一番のメッセージと思う。どこかの偉い人が町を良くしてくれるのではなく、私たち市民一人ひとりが行動することで良い町にしていくのですよと。このメッセージをしっかりと受け止めたいと思う。(2018年全員合唱前の大熊啓現実行委員長のあいさつより)

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