ヘルマンさんの会 の新着情報
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ヘルマンさんの会
ゼンフテンベルク市からの手紙
ゼンフテンベルク市文書館所長のイネス・ヤーン所長から今年6月に当会へ寄せられた手紙をご紹介します。
親愛なる飯田様
心のこもったお手紙ありがとうございます。文字を追っていくのが喜びでありました。
土肥由美さん(註:当会会員)が、あなたのお手紙を大変上手に訳してくださいました。こうした努力が私たちの言葉の壁を取り払ってくれるので、素晴らしいことだと思います。
また田村英里子さん(註:当会会員)が、いつもゼンフテンベルク市文書館にあてた貴会の資料をドイツ語に翻訳してくださっておりますことも感謝です。
土肥、田村ご両人の献身的なお骨折りにより、私たちは日本におけるヘルマン・ウォルシュケさんの業績を知ることができました。
ヘルマンさんの足跡を調べているうちに、ゲームで言うなら、どうしても埋まらないピースが一つあったのです。
それが、田村さんをはじめ、貴会のメンバーの方たちのご協力で、見つけ出すことができたのです。これは衝撃的な喜びでした。
未知のピースとは、フリードリッヒ・ウォルシュケさんの系図上の位置づけでした。彼はヘルマン2世のご子息だったのですね。
そして、2024年6月に彼が文書館に来訪、次のようなニュースを伝えてくださいました。
ヘルマン2世は昨年の3月に亡くなったこと、そして横浜の外人墓地の奥様の隣に葬られたことなどを、私たちに知らせてくださいました。
奥様は一昨年すでに先立たれていたのですね。
さて、私が「ヘルマンさんの会」の名誉会員に推挙されているとのことですが、そのお申し出は大変名誉なことであり、喜んでお受けいたしたいと思います。
もし、この手紙を会員の皆様のために翻訳してくださるなら、論外の喜びです。
これまでの皆様のご努力に心より感謝申し上げます。
会員の皆様と飯田さんがこれからも変わらずお健やかに活動を続けられますように切に願っております。
ゼンフテンベルク市からの手紙 -
ヘルマンさんの会
ヘルマンさん功績 紙芝居に ~狛江で原画展 ハムなど加工技術伝授~
終戦後に狛江市で暮らし、ハムやソーセージの加工技術を日本に伝えたドイツ人、ヘルマン・ウォルシュケさん(1893~1963年)の功績を伝えようと、市民団体が制作した紙芝居の原画展が5日、同市の泉の森会館ギャラリーで始まった。
ドイツ軍人だったヘルマンさんは、第1次世界大戦時に中国で捕虜となり、1916年に日本に移送された。大戦後も日本に住み食品会社でハムやソーセージの製造者として働いた。34年に日米野球が行われた甲子園球場で日本で初めてホットドッグを販売したという逸話も残されている。
第2次大戦後に食肉処理場があった狛江市に移住し、市内にハムなどの製造工場を建造。市民と交流を重ねながら、食肉加工技術を伝授した。69歳で亡くなり、市内の泉龍寺にお墓がある。
紙芝居の制作は、市民団体「ヘルマン・ウォルシュケさんの足跡をたどる会」が企画した。紙芝居を描いた経験がある、調布市の石谷清隆さん(65)と八王子市の田中尚子さん(55)に制作を依頼。幼児から小学校低学年向けの紙芝居を石谷さん、小学校高学年以上向けを田中さんが担当した。
展示では、40枚の原画などを見ることができる。同会会長の飯田吉明さん(87)は、「ヘルマンさんの波乱万丈の人生を幅広い世代に知ってもらいたい」と話す。原画展は8日までで入場無料。7日に田中さん、8日に石谷さんが泉龍寺境内で紙芝居を上演する。問い合わせは飯田さん(03・3489・0222)へ。
※2024年(令和6年)9月6日 読売新聞朝刊 より -
ヘルマンさんの会
ヘルマン・ウォルシュケさんの紙芝居原画展と上演
ヘルマン・ウォルシュケさんの紙芝居原画展は令和6年9月5日~9月8日「泉の森会館ギャラリー」で開催し、113名が入場ありました。
入場者のアンケートによると50代以上が77%を占め、20代以下はごくわずかでありました。また入場者は、狛江市内が75%を占め、市外が25%でした。
子供中心に企画した展覧会でしたが、高齢者に過去を呼び起こす企画となりました。
また、この原画展には、ゼンフテンベルク市より手紙が寄せられました。
紙芝居の上演は「泉龍寺境内特設会場」おいて、9月7日「ヘルマンさんのおはなし」(上演:田中尚子)、9月8日「ヘルマンさんとソーセージ」(上演:石谷清隆)開催しました。
上演は、狛江フェスティバルとのコラボであったため、子供と大人併せて会場を一杯にするほどの参加者があり、子供たちも大変盛り上がっていました。
紙芝居は、低年齢向きの石谷清隆氏はジェスチャーたっぷりに子供たちの心をつかみ笑いを誘っていました。高年齢向きの田中尚子氏は静かな語り口でヘルマンさんの人生を再現しました。
※当日の写真の様子などは ↓こちらから↓
https://komaekubo1234.kokosil.net/static/data/sites/00001f000000000000020000003f0000/spots/00001f000000000000020000003f001e/mediafiles/202409.pdf?_=1727676698 -
ヘルマンさんの会
ヘルマン・ウォルシュケさんの紙芝居原画展(9月5日)と上演(9月7日、8日)
ハム・ソーセージでドイツと日本を結んだ 入場無料
ヘルマン・ウォルシュケさんの紙芝居原画展と上演
2つの紙芝居でヘルマンさんの業績をたどる
◎ヘルマン・ウォルシュケさんの足跡
(Hermann Friefrich Wolschke)
ドイツ海軍軍人だったヘルマン・ウォルシュケは、第一次大戦の時、中国・青島で捕虜になり、1916年に日本に移送されてきました。
大戦終結後、彼は捕虜仲間のカール・ヤーン、アウグスト・ローマイヤーなどの食肉加工の技術者とともに日本に残って本場ドイツのハム・ソーセージ作りを日本に伝えることを決意、日本のメーカーにその技術を指導しました。
1934年にベーブ・ルースが米選抜チームと来日、甲子園球場で試合をした時にホットドッグを日本で初めて販売しました。
第二次大戦後に、狛江に工場を造って本格的なハム、ソーセージの製造に取り組みました。狛江の人とも積極的に交流し、そのやさしい人柄で多くの人にしたわれました。
1963年に69歳の波乱の生涯を終え、現在は泉龍寺にある墓で眠っています。(文中敬称略)
◎紙芝居原画展原画40枚を展示
場所:泉の森会館ギャラリー
日時:9月5日(木)~8日(日)10:00~17:00
・ヘルマンさんのおはなし
小学校中学年以上向き
作・絵:田中尚子
(ヘルマンさんの会監修)
・ヘルマンさんとソーセージ
幼児・小学校低学年向き
作・絵:石谷清隆
(ヘルマンさんの会監修)
◎紙芝居上演in狛江フェスティバル
場所:泉龍寺境内
日時①:9月7日(土)16:15~16:40
出演:田中尚子
日時②:9月8日(日)16:15~16:40
出演:石谷清隆
(雨天変更の場合あり)
◎主催:
ヘルマン・ウォルシュケさんの足跡をたどる会(略称:ヘルマンさんの会)
問い合わせ☎03-3489-0222飯田
※令和6年度狛江市市民公益活動事業補助金補助事業
※狛江市後援
※チラシの写真:
1953年頃、狛江の工場でソーセージ作りに取り組むヘルマンさん親子(写真提供=ヘルマン・ウォルシュケ2世)
※以下をクリックするとチラシの左側を拡大して見ることができます。
https://komaekubo1234.kokosil.net/static/data/sites/00001f000000000000020000003f0000/spots/00001f000000000000020000003f001e/mediafiles/202409%E3%83%98%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%93%E7%B4%99%E8%8A%9D%E5%B1%85.pdf?_=1724395004
※以下をクリックするとチラシの右側(子ども向けチラシ)を拡大して見ることができます。
https://komaekubo1234.kokosil.net/static/data/sites/00001f000000000000020000003f0000/spots/00001f000000000000020000003f001e/mediafiles/%E3%83%98%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%81%95%E3%82%93%E5%AD%90%E3%81%A8_%E3%82%82%E5%90%91%E3%81%91%E3%83%81%E3%83%A9%E3%82%B72.pdf?_=1724993690